ある年の夏のことです。アトピー体質だった高校2年生のアヤカ(仮名)は突然、日光アレルギーにかかり、日光に当たると顔じゅうに赤い湿しんができるようになってしまいました。そのうえ親友だったワヤカ(仮名)から「気持ち悪い」とからかわれ、学校に行けなくなってしまいます。
新しい担任の先生からは・・・
アヤカは3月まで僕が担任をしていた子で、4月から僕は1組の担任、彼女は7組に分かれています。連絡がとれないままそのことを忘れてしまい、夏休みに突入しました。
ステロイド剤でまっ青な顔の女の子
夏休みが終わり、アヤカは始業式の日に出てきました。廊下ですれちがい、目が合います。ステロイド剤で青くなった顔を見て「日光アレルギー」のことを思い出し、あとで物理教室に来るようにと、声をかけました。
その日の昼休みに、さっそくアヤカはやってきました。
僕はすぐに準備室の奥で、生徒から「ぴの汁」と呼ばれていたナゾのホットドリンクをつくり、まだ暑い夏なのに、彼女にすすめました。それはなんですかって言うと、次のようなものです。
1.「梅肉エキス」を小さなスプーンの先に少しだけとります。(3gくらい)
2. 粉末の「カシスドリンク」などの甘味のあるものを適量、紙コップに入れます。
3. お湯を注ぎ、梅肉エキスをよく溶かしてできあがり。
生徒たちの間ではなぜか「声の調子の悪いときに効く!」というウワサがたっていました。
☆梅肉エキス・・・当時「梅博士・松本紘斉のヘルシーモーニング」というラジオ番組で紹介されていた、ぴのすけが「万病に効く」と信じている、江戸時代に日本で発明された健康食品です。
まず、いやがらせを言われたワヤカのことを聞いてみました。
そういう子に、かたきを打とうとか、仲良くさせようとか、バカバカしいです。そんなことより、アレルギーの方を解決したい気持ちがうずうずしていました。
甘いものの好きな年頃の女子の身体をリセットする
ぴのすけは小学校の頃から、持病だった「喘息」と「偏頭痛」と「アレルギー性鼻炎」を治すために、いろいろな自然食品を買っては実験をはじめる「自然食品オタク」でした。
☆オタク・・・何か、わりとどうでもいいことについて、めっちゃ詳しい人のこと。
女子は、気付かないんですね。
野菜を食べたあとのオシッコのにおいって、こんな感じです。
アスパラを食べる⇒アスパラのにおいになる
ピーマンを食べる⇒ピーマンのにおいになる
野菜にはそれぞれ独特なニオイのある酵素が含まれています。それが腸の中で吸収され、食べてから20分ほどで血液の中を回り、尿の中にも溶け出すのです。
梅肉エキスの成分も、腸で吸収されます。だから、こうして話している間にも、梅肉エキスの成分が、体中をかけめぐっているのです。
人の体は弱いアルカリなので、梅肉エキスの主成分のクエン酸やリンゴ酸などの有機酸が体に入ると、腸は反応をおこして、元に戻そうとします。
日光アレルギーも、アレルギー性鼻炎も、何かのかたちでバランスが崩れた状態です。
「梅肉エキス」にできるのは、pHを変化させることくらいかもしれませんが、それでも体はリセットされ、バランスを崩す前の状態に近づくのではないかと思います。
お父さんが気に入ってしまうという展開でした
ちょうど、薬局の安売りの日に大量の自然食品を買い込んだあとのことでした。「梅肉エキス」も、何本かの買い置きがあったので、その子に一本あげました。
体調を崩して不登校になる子は、そういうものを一度や二度もらっても、大事にとっておくだけで、放置される傾向があります。でも、その子はそうしませんでした。
一週間ほどして、アヤカが物理教室にやってきます。
なるほど、外科のお医者さんなら、理屈も分かってくれるはずです。
リセット後の身体の原料が、前と同じじゃマズイ
リセットされた後、新しく作られる細胞がもとの材料では、意味がないです。
白米はできるだけやめて、玄米を食べるように勧めました。(ぴのすけは玄米100%です)
五分づき米も、胚芽の部分が残っているので、白米とは比べられないほどの栄養分があります。むりに玄米を食べなくても良いかもしれません。
斎藤一人さんのすごい智恵
このお話で出てきた健康食品は、「梅肉エキス」と「玄米」の2本立てでした。斎藤一人さんのファンなのに、「青汁」が出てこないのは、許せないですよね。
僕はそのころ「斉藤一人」さんのお名前は、「ひすいこたろう」さんの著作に出ていたので知っていましたが、「青汁」についてはよく知りませんでした。
その後、斉藤一人さんが「青汁酢」というものでご自分の身体の不調を治されたと知り、それはすごいと思いました。
酢で身体をリセットして、野菜のセンイと酵素で、大腸の中をキレイにします。あとは玄米を少し加えたご飯で充分なんだっておっしゃっています。
500mLで200円ほどの「りんご酢」で、先ほどの「ぴの汁」をつくってみます。
1.「りんご酢」をコップに深さ1cmほど入れます。(20mLくらい)
2.「カルピス」などの甘味のあるものを適量、コップに入れます。
3. 水かお湯を注いで、出来上がり。
リセット機能しかないので、かならず玄米や五分づき米などを食べてください。
何も変化がない方が、不思議なこと
すっかりその子のことを忘れているうちに、見学旅行の日がやってきました。アヤカは日光アレルギーに苦しめられることもなく、クラスメートと仲良く見学旅行を楽しんだようです。
家族のバックアップがあって、身体の不調をリセットして、栄養価の高い五分づきのご飯を食べいて、何も変化がなかったら、不思議なことです。
僕が、斎藤一人さんのお話をすっと聞けるのは、それまで自分である程度試してみたことがあったためかもしれません。
ぴなちゃん百貨店
ここから先は、ぴなちゃん百貨店です。日本国内のいいものを、送料無料でお届けするコーナーです。