日光アレルギーが良くなって、アヤカも無事に6組から10組までのグループ全員といっしょに、見学旅行に出発しました。ぴのすけたちの1組から5組のグループも、逆まわりのコースで全員が出発します。そのグループにも、いろんなドラマがありました。思いだすたびに、ちょっと切ない気持ちになる、ある女の子のことを書きます。
高校時代を膠原病と闘いながら過ごす少女
2年生から新しく受け持つことになったエリカ(仮名)という女の子のお話です。その子は中学時代に発症した膠原病と闘っていました。
彼女は決心していました。
僕はエリカのお母さんに「こうげん病」ということばをはじめて聞かされました。「高原」でも「コーゲン」でもなく「膠原」だと知ったのはあとのことで、「難病」で今の医療では治せない「難しい病気」だということまで調べたところで、僕の頭は「思考停止」していました。
膠原病って、なんですか?
膠原病の「膠原」とは「膠着させる(くっつける)もの」の意味で、コラーゲンのことを指しています。
コラーゲンは、ヒトのからだのたんぱく質の25%をしめる、特殊なたんぱく質で、植物がつくるセルロース(綿の成分)のような、繊維の性質をもっています。
1.植物性繊維:砂糖のなかまです
⇒セルロース:花や茎や葉っぱの細胞の外壁に含まれる
2.動物性繊維:ゼリーのなかまです
⇒コラーゲン:髪の毛、爪、ひふ、骨の細胞の外壁に含まれる
⇒フィブリン:カイコのまゆの細胞の外壁に含まれる
膠原病は、からだの中の細胞の外壁を作っているコラーゲンに異常が起こる病気です。
東京女子医科大学 膠原病リウマチ痛風センターをべつのページでひらきます
調べてみると、難しいことが書かれていて、ああ、難病なんだなって思いました。
せっかくの「自然食品オタク」の知識も、役に立たないと思い込んでしまいました。
ぴのすけ、再び名探偵になる
エリカは、ときどき発作を起こしてしまうらしく、エリカのお母さんは自分も見学旅行についていく決心をしていました。
そこで僕は、エリカの班の全行程を名探偵のように尾行する、ということで、エリカのお母さんに安心してもらいます。
実際の様子は・・・
お母さんの心配は、まったく無用でした。
エリカは、女子高生ってこんなに活発に動き回るのかと感心するくらい、いろんなところにつき合わされました。嵐山のトロッコ列車に乗ったり、街の中のちっちゃいオルゴール美術館に入ったり、あんみつ屋さんに入ったり・・・何度も見つかりました。
アヤカもエリカも国立大の医学部へ
アヤカもエリカも、いつも明るいがんばり屋さんでした。いっしょに国立大学の医学部に合格し、あいさつに来てくれました。その後、アヤカは手先が器用だったので、形成外科の先生に、エリカは意思をつらぬいて、膠原病を治すために内科医になりました。
自分自身が膠原病を持っていて、同じ苦しみを持つ人たちを助けようとして、お医者さんになっちゃう。カッコいいと思いませんか?
めでたしめでたし
こんな感じでこの話を終わろうとしたら、ぴなちゃんから、クレームがきました。
ぴなちゃんの、ダメ出し
僕もそのあたりが、トゲみたいに心に刺さっています。
その病気を真剣に研究しているお医者さんたちからみると、受け入れられない話だと思いますが、次のお話のなかに、解明するヒントがあると思いますよ。
斎藤一人さんのお弟子さんが語る「膠原病が治っちゃう話」
ぴのすけが自分の心にささったトゲを抜こうとして見つけた、とっておきの斎藤一人さんのお弟子さんのお話です。
斎藤一人さんのYouTubeから舛岡はなゑさんの「膠原病が治っちゃったお話」をべつのページでひらきます
あらすじ
毎月各地で行なわれる「寺子屋」に参加した、重い膠原病をもつ男性についてのエピソードです。
「石橋くん」というその男性は、舛岡はなゑさんが教えてくれた「復活の呪文」を、言えません。
困ってしまったはなゑさん。この人は無理かなぁって思ったとき、はなゑさんが発した一言が、石橋くんの人生を変えてしまいます。はなゑさんの言った一言とは・・・
斉藤一人さんのYouTubeから「リウマチの因果」をべつのページでひらきます
「リウマチの因果」ぴのすけ解説
「だれかをすごく恨むか、だれかから恨まれると、リウマチになる可能性がある」
斎藤一人さんが放つ、人を迷いの世界から救い出すための、たとえ話です。
人を恨んだり、人から恨まれたりすると、正常な人間関係を作れなくなり、心が病んでしまいます。
心が病むと、人の脳は、からだに「休みなさい」って、命令を出すそうです。
そんなとき調子の狂った腸は、汚れた材料を作ってしまうのでしょう。
汚れた材料で作られた組織は、どんな薬を飲んでも、どんなにいい健康食品を食べても、元にもどるとは考えられません。
多くの人を、リウマチの苦しみから救ってくれた、斎藤一人さんの、お話です。