すみっコどらごん()

「先生と結婚する!」3年後に現われた20歳の美女の破壊力(前編)すみっコどらごん(*39歳*未婚男)の闘い

ある年の春休み、ひと気のない職場に突然、前任校の卒業生が現われた。破壊力はかいりょくのある美女に姿を変えた女性は3年前、2年の物理のクラスにいた、ひとなつこい女の子だった。「もうすぐ20歳になるので、約束どおりに来ました」という。60代がミラクルエイジなら、10代から20代はマジカルエイジ、未来を救う魔法の世代の子どもたちを守らなくては!

破壊力はかいりょく:ドキドキしすぎてのうみそがバーンと破裂はれつしそうなほどステキなこと。

3年前に交わした、いいかげんな約束

あい
あい
あたしが20歳になってさ、先生がまだ独身どくしんだったら、先生と結婚する。
ぴのすけ
ぴのすけ
ははは。結婚してなかったらね。

「先生と結婚する!」と言われることは、学校の先生には「お父さんと結婚する」と言われるくらい、ふつうのことです。だって、子どもたちはまだ外の世界のことを知らないんですから。問題は世の中の人の『本能』についての誤解にあります。

すべての人の『本能』=『すみっコどらごん()』は悪玉あくだまで、良いイメージはただの幻想げんそう!人の良い面はすべて、自分の経験から書き上げた『文学』なのです。そう考えれば、次のような事件をなくす手がかりになります。
教え子に「わいせつ」公立小中高の懲戒教員ちょうかいきょういん1030人・・・そういう記事をべつのページでひらきます

ミッキーマウスのパジャマ事件

「良い先生」の役割をこなせばこなすほど「リスク」が大きくなります。みんな、眼を覚ませ、オレたちは、ジジイなんだ。見学旅行のおみやげに、ぬいぐるみとかパジャマとか、もってきちゃダメだ。

リスク:「危険きけん」を英語になおして、意味が少し軽くなるように願いをこめたことば

妻のピノリヤ
妻のピノリヤ
これなに?ぴのちゃんの趣味しゅみじゃないわね!
ぴのすけ
ぴのすけ
それは、自分でディズニーランドで買った・・・
ピノリヤ
ピノリヤ
鼻がのびてるわ!
ぴのすけ
ぴのすけ
ちがうちがう。自分でディズニーランドで買った『生徒から』もらった。
ピノリヤ
ピノリヤ
ばかじゃない。なんでパジャマもらうの?

(そのパジャマは今、妻の実家にある)

約束が、こじれてしまった言い訳

僕はその数年前、ある女性と婚約こんやくをしていました。
結婚式けっこんしきの日どりも決まり、婚約者こんやくしゃは遠くの町から、となり町に引越ひっこしてきました。僕は、荷造にづくりをして、元の家の掃除をして、荷物を運んで、荷解にほどきして、新しい部屋の配置まで、その人の家族といっしょに手伝っていました。
ところが、まだ引越しの荷物も片付いていない、ある日のこと・・・

こんやくしゃ
こんやくしゃ
わたし、棒人形ぼうにんぎょうとは、結婚できない。
ぴのすけ
ぴのすけ
オーマイガー

彼女のあたらしい職場しょくばには、大学時代のサークルの先輩せんぱいがいたのでした。
それからはリボンがほどけるように婚約こんやく解消かいしょうされます。

それからもないので、もしかしたらと、復縁ふくえん期待きたいしながら一人暮ひとりぐらしを続けていました。しかし、彼女に一歩でも近づくストーリーが、思い浮かばず、ほぼ、あきらめていたときでした。

あい
あい
あたしが20歳になってさ、先生がまだ独身だったら、先生と結婚する。
ぴのすけ
ぴのすけ
ははは。結婚してなかったらね。

その子を、その婚約者の代わりには、できません。

転勤てんきんが決まる

僕はその年、急に転勤が決まりました。大きな学校を退職たいしょくする先輩せんぱいが、わりに来るようにと、僕を引き抜いたのです。

気がかりなことが、2つありました。
一つは、婚約者。もう一つが、僕になついてくれた生徒たちを、置いてきてしまったことでした。

3年間の執念しゅうねん 20歳の美女の破壊力はかいりょく

彼女は「卒業生そつぎょうせい」と言って、職場しょくばに入り込んできました。

あい
あい
卒業生なんですけど、ぴのすけ先生、いますか?

「ここの」とは言っていないので、ウソではありません。

ある先生
ある先生
ぴのちゃん、卒業生が職員室の外で待ってるよ。
職員室前で、ぴのすけがくるのをまつ、困った子

僕は新学期のプリントを大量に印刷していたので、そこで待っていてもらいました。
しばらくすると彼女は、印刷室の中に入ってきちゃいました。

あい
あい
ここで待ってても良いでしょ?

だめだ。とりあえず、職場の外に連れて行かなくては。

僕は玄関で待っているようにいい、休暇きゅうかをとって家に帰り、玄関に車をまわし、どこか近くのファミリーレストランにでも行こうと思いました。

同僚どうりょうの女の先生にちら見ちらみされ、動揺どうようするぴのすけ

途中、同僚の若い女の先生と車ですれちがいます。まずい。助手席じょしゅせきを見られた。

動揺したぴのすけが走ったのは、30キロも離れた隣町となりまちの、デートスポット。ここじゃないだろと思いながらも、レストランに行くには不自然ふしぜんなほどまだ日が高く、そこに来ちゃったのでした。

20歳の美女とおやじは、観光地かんこうち見渡みわたせる小高い丘の上に座ります。ここにお母さんがそろえば、カンペキなファミリーでした。

周囲の視線しせんを感じながら、彼女が大事に持ってきた、ドーナツを食べました。

むすめとお父さん、あるいはただの、あぶないカップル

20歳の美女への、マインドコントロール

彼女は、その学年でいちばんの情報通じょうほうつうだった。
彼女の学年の子たちが、どこに進学したのか、みんな分かった。ほぼ聞いていた通りだったが、どういう成り行きだったかも、そのときはじめて分かった。
彼女自身も、早く就職しゅうしょくするため、大学はあきらめて医療系いりょうけい専門学校せんもんがっこうに進学した。

あい
あい
もう、来年からは、りっぱな社会人なのよ。

大人になったことをアピールしようとしている。その手には乗らない。僕は話を、進路相談しんろそうだんふうにしてごまかそうと思う。

ぴのすけ
ぴのすけ
そうかぁ、どこに行きたいの?
あい
あい
できれば大きな町で、大きな病院に勤めたい。
ぴのすけ
ぴのすけ
そうかぁ。あいちゃんなら、若いドクターだってほっとかないね。幸せになるんだよ。
あい
あい
え、別の人とくっつけようとしても、無理だよ。わたし、ぴのちゃんに決めてるんだから。

長くなるので、次回に続きます。

必殺おやじ返しの呪文

『本能』という言葉の中にある、幸せなイメージは、本当は『文学ぶんがく』であって、本能の中にはありません。

天真爛漫てんしんらんまんな子どもたちの言動を、先生たちが『本能=すみっコどらごん(*スケベごころ)』でとらえると、こんな事件がおこります。

教え子に「わいせつ」公立小中高の懲戒教員1030人・・・そういう記事をべつのページでひらきます

僕は、法律を守るか破るかというレベルの話は、くだらなすぎるのでしません。
その人の中の「文学」を評価しないと、こういう問題は解決しないと思うんです。

その人の中に「小児しょうにエロ文学」があるとしたら、死刑しけい妥当だとうとさえ思います。

ぴな
ぴな
今回の記事はけっこうエロいと思うけどな。
ぴのすけ
ぴのすけ
子どもを食いものにするエロがダメなのじゃ!
復活の呪文(*必殺おやじ返し)

学校の先生を好きになってしまったら、この呪文じゅもんが効きます。
「この人はおやじ、この人はおやじ・・・」
100回くりかえす

メッセージはこちらへお願いします

(メールアドレスは利用しません)







ABOUT ME
pinosuke
ぴのすけ@30年間、地方で物理の教師をやったあと起業してしくじり、いまは会社員をしながら再起動中です。 学校では、うつや不安症やアレルギーといった、心理面、健康面でのサポートが得意で、無理だと思われていた子も、不思議と学校に戻ってきました。 大きなしくじりを体験し、ビジネス面でも意外に「ついてる」ことが発覚。 これからはビジネスに重心を置いて、サポートの力を試していきます。