ある年の春休み、ひと気のない職場に突然、前任校の卒業生が現われた。破壊力のある美女に姿を変えた女性は3年前、2年の物理のクラスにいた、ひとなつこい女の子だった。「もうすぐ20歳になるので、約束どおりに来ました」という。60代がミラクルエイジなら、10代から20代はマジカルエイジ、未来を救う魔法の世代の子どもたちを守らなくては!
☆破壊力:ドキドキしすぎて脳みそがバーンと破裂しそうなほどステキなこと。
3年前に交わした、いいかげんな約束
「先生と結婚する!」と言われることは、学校の先生には「お父さんと結婚する」と言われるくらい、ふつうのことです。だって、子どもたちはまだ外の世界のことを知らないんですから。問題は世の中の人の『本能』についての誤解にあります。
すべての人の『本能』=『すみっコどらごん()』は悪玉で、良いイメージはただの幻想!人の良い面はすべて、自分の経験から書き上げた『文学』なのです。そう考えれば、次のような事件をなくす手がかりになります。
教え子に「わいせつ」公立小中高の懲戒教員1030人・・・そういう記事をべつのページでひらきます
ミッキーマウスのパジャマ事件
「良い先生」の役割をこなせばこなすほど「リスク」が大きくなります。みんな、眼を覚ませ、オレたちは、ジジイなんだ。見学旅行のおみやげに、ぬいぐるみとかパジャマとか、もってきちゃダメだ。
☆リスク:「危険」を英語になおして、意味が少し軽くなるように願いをこめたことば
(そのパジャマは今、妻の実家にある)
約束が、こじれてしまった言い訳
僕はその数年前、ある女性と婚約をしていました。
結婚式の日どりも決まり、婚約者は遠くの町から、となり町に引越してきました。僕は、荷造りをして、元の家の掃除をして、荷物を運んで、荷解きして、新しい部屋の配置まで、その人の家族といっしょに手伝っていました。
ところが、まだ引越しの荷物も片付いていない、ある日のこと・・・
彼女のあたらしい職場には、大学時代のサークルの先輩がいたのでした。
それからはリボンがほどけるように婚約が解消されます。
それから間もないので、もしかしたらと、復縁を期待しながら一人暮らしを続けていました。しかし、彼女に一歩でも近づくストーリーが、思い浮かばず、ほぼ、あきらめていたときでした。
その子を、その婚約者の代わりには、できません。
転勤が決まる
僕はその年、急に転勤が決まりました。大きな学校を退職する先輩が、代わりに来るようにと、僕を引き抜いたのです。
気がかりなことが、2つありました。
一つは、婚約者。もう一つが、僕になついてくれた生徒たちを、置いてきてしまったことでした。
3年間の執念 20歳の美女の破壊力
彼女は「卒業生」と言って、職場に入り込んできました。
「ここの」とは言っていないので、ウソではありません。
僕は新学期のプリントを大量に印刷していたので、そこで待っていてもらいました。
しばらくすると彼女は、印刷室の中に入ってきちゃいました。
だめだ。とりあえず、職場の外に連れて行かなくては。
僕は玄関で待っているようにいい、休暇をとって家に帰り、玄関に車をまわし、どこか近くのファミリーレストランにでも行こうと思いました。
同僚の女の先生にちら見され、動揺するぴのすけ
途中、同僚の若い女の先生と車ですれちがいます。まずい。助手席を見られた。
動揺したぴのすけが走ったのは、30キロも離れた隣町の、デートスポット。ここじゃないだろと思いながらも、レストランに行くには不自然なほどまだ日が高く、そこに来ちゃったのでした。
20歳の美女とおやじは、観光地が見渡せる小高い丘の上に座ります。ここにお母さんがそろえば、カンペキなファミリーでした。
周囲の視線を感じながら、彼女が大事に持ってきた、ドーナツを食べました。
20歳の美女への、マインドコントロール
彼女は、その学年でいちばんの情報通だった。
彼女の学年の子たちが、どこに進学したのか、みんな分かった。ほぼ聞いていた通りだったが、どういう成り行きだったかも、そのときはじめて分かった。
彼女自身も、早く就職するため、大学はあきらめて医療系の専門学校に進学した。
大人になったことをアピールしようとしている。その手には乗らない。僕は話を、進路相談ふうにしてごまかそうと思う。
長くなるので、次回に続きます。
必殺おやじ返しの呪文
『本能』という言葉の中にある、幸せなイメージは、本当は『文学』であって、本能の中にはありません。
天真爛漫な子どもたちの言動を、先生たちが『本能=すみっコどらごん(*スケベごころ)』でとらえると、こんな事件がおこります。
教え子に「わいせつ」公立小中高の懲戒教員1030人・・・そういう記事をべつのページでひらきます
僕は、法律を守るか破るかというレベルの話は、くだらなすぎるのでしません。
その人の中の「文学」を評価しないと、こういう問題は解決しないと思うんです。
その人の中に「小児エロ文学」があるとしたら、死刑が妥当とさえ思います。
学校の先生を好きになってしまったら、この呪文が効きます。
「この人はおやじ、この人はおやじ・・・」
100回くりかえす
メッセージはこちらへお願いします
(メールアドレスは利用しません)