むかしむかし、まだ日本に文字がなかったころのお話です。超大国であった「魏」の国の東に「卑奴台国」という国があり、「卑奴呼」と呼ばれる、つよい女王さまがいました。女王卑奴呼は、民衆の吐きだす罵詈雑言によって弱くなった国々をまとめあげ、17条の憲法を作って、国を治めました。
☆魏の国:西暦200年ごろに、いまの中国にあった国。日本の女王「卑弥呼」に「金印(金でできたはんこ)」をくれた。
☆卑奴台国:中国の本にでてくる邪馬台国を、ぴなちゃん学芸会ふうにしたもの。
☆卑奴呼:その本に出てくる女王卑弥呼を、ぴなちゃん学芸会ふうにしたもの。
☆罵詈雑言:いろんなくだらない悪口のこと。
女王卑奴呼の17条の憲法
卑奴呼の17条の憲法の第一条
おもしろくて楽しくて涼やかに生きよ。
斎藤一人さんの「おもしろくて楽しくてすずやか」のお話を別のページでひらきます。
(日本の800万の神さまたちが、大失敗するお話がでてきます)
☆涼やか:周囲の人を、すがすがしいさわやかな気分にさせること
☆倭国:むかしの中国の人たちは「日本」のことをこう呼んだ。これも皇帝の気にさわらないように、よくない字をあてている。日本人は「倭人」。ちなみに日本の着物は「和服」です。
☆流罪:罪を犯した人を、遠くの島などに送って帰れなくすること。島流しともいう。
卑奴呼の17条の憲法の第二条
おコメは、玄米をもって貴しとなせ。
☆貴し:大切だということ。
玄米をペットボトルにいれて水族館にするでござる
げんまい水族館製造機
げんまい水族館はいつでも開館中です
育てた玄米を、食べる準備です
卑奴呼さまの食べているご飯のつぶつぶを数える
まだつづきます。
忘れるといけないので、もとになったのをかいておきます。
女王卑奴呼のライバル聖徳太子の17条の憲法
聖徳太子の17条の憲法
第 一条 以和為貴 和をもって貴しとなせ。
第 二条 篤敬三宝 あつく三宝(仏法僧)を敬え。
第 三条 承詔必謹 みことのりを受けては必ずつつしめ。
第 四条 以禮為本 うやまうことを本とせよ。
第 五条 絶餮棄欲 むさぼりを絶ち欲をすてよ。
第 六条 懲悪勧善 悪をこらしめ善をすすめよ。
第 七条 人各有任 人おのおの任あり。
第 八条 早朝晏退 朝早くはたらき、夜遅く帰れ。
第 九条 信是義本 まことはことわりのもとなり
第 十条 絶忿棄瞋 天心の怒りを絶ち表の怒りを捨てよ。
第十一条 明察功過 功過を明らかに察せよ。
第十二条 国非二君 国に二君なし。
第十三条 同知職掌 もろもろの官に任ずるものは同じく職掌を知れ。
第十四条 無有嫉妬 嫉妬あるなかれ
第十五条 背私向公 私に背き公に向え
第十六条 古之良典 古の良典を用いよ。
第十七条 不可独断 独断不可