ツイッターで見かけた壮絶な写真。探したけれど、ツイッターのずっと下の方に流れちゃって、見つからない。アトピーでまっかっ赤の、傷だらけの青春みたいな、幼稚園くらいの小さい男の子。それはなつかしい、何十年か前の、ぼくの姿にそっくりだった。いまでは健康診断で、職場で唯一、ぜんぶ正常値の健康なオヤジだけど、20年くらいまでは、毎年のように再検査でした。
4コマまんがをつくったので、見てください。
ぜんそくでゲホゲホだった中学時代のこと
ぼくは小さいころ吃音があって、小学校から高校までほとんど無口で、おまけに喘息もち。ぼくがときどきゲホゲホやるのを見かねた、薬局の娘の悦ちゃんが、当時新発売だった、水なしで飲めるセキ止めを、ぼくに調達してくれました。
☆吃音:言葉がなかなか出てこなくて「ど、ど、どうしたの?」みたいにかってにリズムがついちゃうこと。「どもり」とか「どもってる」とよばれ、話すのがめんどくさくなる。
薬局の天使、悦ちゃん(中2)
クスリの威力
ぼくは、心も見た目もひどかったので、たぶん悦ちゃんには「ありがとう」のひとことも返せなかったと思います。
クスリは、からだを治すきっかけづくり
ぜんそくの薬も、かゆみ止めの薬も、効果があることは身にしみています。しかし、からだ自体を直してくれるわけじゃないですよね。デュピクセントというのが話題になっていますが、小さい子には使えないので興味がありません。
50年前のぼくのような、まっ赤っかなキズだらけの、小さな男の子。
もし連絡をとることができるなら、その子の家に、もっちもちの玄米おにぎりを冷凍して、2週間分くらい送りたいです。
皮膚は再生するのに2週間かかるので、かたよりのない栄養を含んだ「玄米」を食べ続ければ、2週間後にはぜったいに今より良い状態になります。みんなおなじ設計図を持っているんだから、良い材料があれば、いい皮膚が作れるんです。
食べ物がからだを治す
ぼくの玄米おにぎりは「つきたてのもち」みたいなので、小さい子でも食べられます。
ところが、ぴなちゃんたちは、玄米が炊ける炊飯器で玄米を炊いてこりてしまい、ぼくの玄米おにぎりも敬遠しています。
そこで、ぴなちゃんたちには「おいしいおコメだよ」と言って五分づき米を送り、今は三分づき米を送っています。
見たことも食べたこともない食べ物でも、だれかが「おいしいよ」って言い続ければ、食べる人が増えます。
たくさんの人が、三分づき米や玄米を「おいしいよ」って言い続けると、まっ赤っかのキズだらけの子どもは、いなくなると思います。
三分づき米も栄養価の高いおコメですが、ぼくのところには玄米しかなくて、ぴなちゃんよりもっと小さい子だから、パンかなと思って、今まで何度も挑戦してはうまく行かなかった、げんまいパン作りに再挑戦しました。
ふっくらふんわりペッシャんこのまき
こんどはとちゅうでポックリこのまき
みためはダメでも、栄養満点
げんまい100パーセントにちょうせん
すごいのができました「げんまいもち」酵母菌はいってるのに
菓子職人の父の教え「皮に栄養があるんだよ」
にんじんパン(シッシンじゃないよニンジンだよ)
ぼくが、まっ赤っかのキズだらけの小さい男の子に見せたかったのは、こういう食べ物です。
もしも、うちの子だよっていうお母さん、お父さんがいたら、連絡をください。
ちょうど玄米を30kg調達したところなので、もっちもちにして凍らせて、お送りしますよ。