ぴな
分からないところがあったので、質問にきました。
ピノすけ
どうしたのぴなちゃん。
ぴな
この問題が、ぜんぶ解けたけど、分からないのよ。
ピノすけ
解けたけど分からない?どんな問題?
数が三角形になるようにならべました。
たとえば、「13」は5段目の左から3番目の数です。
問1.8段目の一番右の数はいくつですか?
問2.10段目の一番右の数はいくつですか?
問3.100は何段目の左から何番目ですか?
問4.10段目にならんでいる数の和はいくつですか?
もくじ
問1.8段目の一番右の数はいくつ?
ピノすけ
これをどうやって解いたの?
ぴな
この三角形の右側の辺の数のことを、三角数っていうの。その段の数をどんどんたしていけば良いのよ。
ピノすけ
なるほど。それじゃ8段目の三角数は?
ぴな
7段目は6段目の21に7をたして21+7=28、8段目は7段目の28に8をたして、
ピノすけ
いいね。すごいすごい。それで、どこがわからないの?
ぴな
その三角数っていうのが、なぞなのよ!
ピノすけ
表を書いてみたんだね。
ぴな
いちばん右が三角数をもとめる式だけど、変な式なの。
なぜ三角数の式は、三角形の面積の式と同じじゃないの?
ぴな
底辺が8で高さが8なのに、三角形の面積の式だと、8×8÷2=32個になっちゃうの。
ピノすけ
そうか。8×9÷2=36が答えだもんね。
ぴな
うぇーん。でもどうしてなのか、モヤモヤするの。
ピノすけ
ははは。それじゃ、くわしく調べていこう。
三角数のなぞ解き
ピノすけ
三角数の式は、こんなふうに作られるんだよ。
ピノすけ
タイルになおすとね、
ピノすけ
右上のほうをポキっと折って左下にのせてみるよ。ふつうの三角形と比べてみよう。
ぴな
ちゃんと重なればいいのね。
ぴな
タイルのほうは、すっごくはみだしちゃった。ふしぎ。
ピノすけ
むかしむかし、ドイツの小学校1年生だったガウス少年が、こんな方法を考えたんだよ。
ぴな
さかさまにしたもの・・・?。
ピノすけ
この数を上下にあわせて、足し合わせるとどうなるかな?
ぴな
わぁい。数がみんなそろっちゃった。
ピノすけ
これなら、かけざんの九九ができるでしょ。
ぴな
そうか、8×9で2つ分の合計を出しておいて、半分にするのね。
ピノすけ
そうそう。つまり、ガウス君が考えたのは、こういうことなんだ。
ぴな
もとの三角形を二つさかさまにかさねると・・
ピノすけ
長方形になるから、
ピノすけ
長方形の面積を求めて、半分にするんだ。
ぴな
そうか、最初の1と最後の8が重なるから、
8×8÷2
ではなくて、
8×(8+1)÷2
なんだね。
問2.10段目の一番右の数はいくつ?
ぴな
これは、ガウス君の方法でできるわ。
ピノすけ
いいね。答えはどうなるの?
問3.「100」は何段目の左から何番目?
ぴな
これは、三角数をどんどんもとめて、100の近くの段が分かればいいのね。
ピノすけ
そうだね。やってみよう。
ぴな
10段は55だから、20段ならどうかな?
ぴな
20×21=420!半分にすると210だから、おっきすぎた。中間にしてみよう。
ぴな
15×16の半分は15×8=10×8+5×8だから、80+40=120!
ピノすけ
もうすぐだね。
ぴな
14段をもとめればいいんだわ。
ピノすけ
すごいすごい。正解です。
問4.15段目にならんでいる数の和はいくつですか?
ぴな
15段はさっき計算したわ。120ね。
14段は、105だから、こんなふうに並んでるの。
14段は、105だから、こんなふうに並んでるの。
ぴな
これもガウス君の方法でできるわ。
ピノすけ
いいね。正解。がんばったね。またクイズを作るから、挑戦してください。
ぴな
はーい。
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問1.8段目の一番右の数はいくつ?の答え
ぴな
答えは28+8=36です。
問2.10段目の一番右の数はいくつ?の答え
ぴな
10×11=110の半分で、55です。
問3.「100」は何段目の左から何番目?の答え
ぴな
14段目の三角数は14×15の半分だから、7×15。7×10=70と7×5=36を足して、105。ああ、超えちゃった。
ピノすけ
もうひと息。
ぴな
答えは100だから、14段目の右はじより、5つ左ね。
ピノすけ
14段目は全部で14個あるね。
ぴな
そうそう。だから、14ー5=9!!
答えは、14段目の左から9番目です!!
答えは、14段目の左から9番目です!!
問4.15段目にならんでいる数の和はいくつですか?の答え
ぴな
226×15の半分なので、先に226を半分にしておいて、113×15。
113×15=1695が答えです。