むかしむかし、卑奴台国の女王卑奴呼は、少子化とアトピー化の進んだ国を再生させるため、にっくき勉強机にむかって17条の憲法をつくり続けていた。前回は第二条までできあがっていましたが、今回はどこまで進んでいるでしょうか。
前文 この憲法の3つの目的
1.この国に生まれてくる子どもを年間「百万人」に維持し、健康で元気な大人に成長させること。
2.子どもたちが真っ当な努力を大切にし、楽をして富を得ようと「迷惑メール」なんかを送りつけたりするいやな大人になるのを防ぐこと。
3.子どもから大人までみんな幸せに暮らし、他国からうらやましがられる国にすること。
4.子どもから搾取をするものは、子どもからも税をとる「倭国」への流罪に処す。
☆搾取:相手が無防備なのを見て、だましとること。
☆税:国の政治を助けるために国民が国に納めるお金。倭国では子どもにも遠慮なく消費税を課す。
☆倭国:いちど人種差別戦争で徹底的に滅ぼされたが、いちばん差別を行なっていた国の使者が天皇の人柄に惚れ、奇跡の復活をとげた神話上の国
わらわは神話の時代からの保守であるぞ。
卑奴台国の17条の憲法(第一条から第七条まで)
第一条 おもしろくて楽しくて涼やかなる言葉を旨とせよ。
☆涼やか:すがすがしくさわやか。
☆旨とする:だいじにすること。
人を傷つける言葉を使うものは、倭国へ流罪じゃ。
第二条 玄米をもって貴しとなせ。
第三条 まず歩き、しかる後に考えよ。
第四条 日に四度「感謝」されるようにつとめよ。
くわしくは、斎藤一人さんの「ありがとうゲーム」をみてください。
第五条 対案をだすが「上」、反対するは「中」、あばれる・ごねるは「下の下」と心得よ。
第六条 すべて成人は、すべからく婚姻を結んで共同体をなし、命を守ることを本分とすべし。
☆すべからく:「~すべき」を大げさにしたいときにくっつける言葉。「ことごとく」と間違えやすいので注意。
第七条 義務教育の開始年齢は、これを0歳とす。希望する母には子のいる保育園・幼稚園につとむる権利と、給食をあたうべし。
女王卑奴呼の「結婚ノ促進ニ関スル法律」
第〇条〔自然結婚と共同体結婚〕
第一条〔自然結婚〕
第二条〔自然結婚の限定解除〕
入籍後1年の期間をへて、正式な自然結婚をするときは、限定解除を行ない、「ほうび」をとらせる。 どちらか一方でも合意できない場合は、すっきり解消する。
「バツ1」「バツ2」の人がたくさんいて、みんな智恵がついて良い人になっているぞ。
第三条〔自然結婚の回数〕
結婚の回数は無制限とするが、重ねて結婚をすることはできない。二度目以降の結婚の「したく金」は、前回の半額とする。
第四条〔満60歳以上の共同体結婚〕
満60歳(おお成人)となった男女は、その能力に応じて重ねて婚姻を結ぶことができる。ただし重ねて結婚できるのは「おお成人」同士とし、60歳未満の「おお未成年者」を巻き込んではいけない。
☆おお成人:満60歳を超えた人のこと。ミラクルエイジと言うそうです。
☆おお未成年者:まだ60歳に達していない、尻の青い若いヤツのこと。若い衆。おお子ども。おおジャリんちょ。
・60歳を超えたら、あたらしい恋ができます。
・60歳になるのが、待ち遠しくなります。
・60歳未満が、子どもに見えてきます。
・60代の成熟した「おお大人」を見ると、興奮する人も現れます。
・ロリコンの定義年齢が、現在の20歳成人÷2=10代から、60歳成人÷2=30代にずれます。
・子どもへの性的関心をもつヘンタイが減ります。
・家族がなかった人に、とつぜん子どもや孫ができます。
・いい結婚をしたい人がこぞって努力をはじめ、性格の良い美男美女が増えます。
・美容整形に通う人の年齢が、高齢化します。
第五条〔満60歳以上の共同体結婚の上限と性別〕
共同体結婚の人数と性別は、これを問わない。
・性格の良い独居老人はいつのまにか「共同体結婚」に飲み込まれます。
・「独居老人」ということばが「性格の悪い人」の代名詞になります。
・みんなそう言われたくないので、性格が良くなって、共同体になります。
・核家族と言う言葉がなくなり、みんな大家族になります。
・宅配便の人が届け先で「不在」に悩まされることがほぼなくなります。
第六条〔60歳未満の同性どうしの共同体結婚〕
18歳以上60歳未満の「おお未成年者」のうち、同性だけで結婚したいものは、同性に限り、何人とでも共同体結婚をすることができる。
第七条〔同性どうしの共同体結婚のきわどいかたち〕
同性どうしの共同体結婚をしたもののうち、異性に目覚めちゃったものは、共同体結婚を解消しないまま、その異性と自然結婚をすることができる。
第八条〔共同体に巻き込まれた自然結婚の人の心得〕
同性どうしの共同体結婚に巻き込まれた異性は、そこをハーレムとカン違いしてはいけない。あくまでも自然結婚をした相手だけが結婚相手で、他の人々とはただのお友だちである。
次回につづきます。