ピノすけ
あれあれ、ぴなちゃんも、やっつけたい人がいるのかい?
ぴな
そんなひとは、・・・・いないけど、まあ聞いといてあげるよってことだよ。
ピノすけ
そうか。まあ、いいや。それじゃ、まず、過激なのからいくよ!
呪いなんて、効きません
ピノすけ
呪いというのは、悪魔の力をかりて、相手に災難をふりかけることです。
ピノすけ
悪い心を持つ人の中に、住みつくといわれているんだよ。
ピノすけ
ぴなちゃんは、悪い心をもっているのかい?
ぴなさんの呪いのお話
あるところにぴなさんとピノすけさんという仲のわるい人たちがいました。
ぴなさんは、毎日、毎日、一生懸命にピノすけさんを呪いました。
するとある日、ピノすけさんがころびました。
もしもぴなさんが、一生懸命に呪って呪って呪って呪ったとしても、呪っただけでこんなことはおこりません。
ピノすけ
世界中に「呪いのせいだ」といわれる例がたくさんあるそうです。
しかしその裏側には、必ずこんなしかけがあります。
こういうことに詳しい斎藤一人さんが、こうおっしゃっています。
ざんねんだけど、呪いは効かないよ。
本当に、毎日、毎日、毎日、あいてを呪っても、あいてにこの呪いが届くまでに、じつは、100年かかるんです。
ピノすけ
ひとりさんのお話をかきたかっただけでした・・・
ぴな
そのために、転んじゃう絵まで描いたのね・・・
ボコボコにしたい人への3つの方法
ぴな
あいてをボコボコにしちゃう話は始まらないの?
ピノすけ
やっぱり、ボコボコにしちゃいたい人がいるんだね?
ピノすけ
わかったわかった。もしもそういう子がいたらの話だけど、やっつける方法はいくつあるかな?
ピノすけ
わかったわかった。もしも、そういう子がいるなら、3つの方法があります。
ボコボコにしたい人への3つの方法
1.とりあえず無視して、話題にしたり陰口も利かない。
2.あいてに恨まれないように、ボコボコにする。
3.天国言葉で、天国に変えてしまう。
ぴな
無視しても、無視しても、向こうからやってくるのよ。
ピノすけ
そういう子は「かまって欲しい」ので、話題にしたり陰口を利くと、喜んで近づいてくるよ。
ぴな
話題にもしないし陰口も利かないのに、近づいてくる子なのよ。
ピノすけ
それは、3の天国言葉をためしてみるのがいいけど、まだ準備ができていないので、2の方法の、例題をみてみるよ。
⇒「天国言葉」をくわしくせつめいするよ(じゅんびちゅうです)
合わないやつとは、会わないのがいちばん
ぼくが小5のときの不登校事件の原因になった「布を忘れた子」が登場します。その子のことを「少年R」としておきます。
ピノすけ
「少年R」とぼくとの間には、深い因縁があったのです。
☆因縁 ⇒ 原因と結果を縮めたものをなぜか「因果」といい、そういう因果になるような原因があることを、因縁といいます。
【例題】赤いところが「因縁」、青いところが「結果」です。
「神さまはぼくの『たましい』を鍛えるため、その子を中学3年間、ぼくと同じクラスにした。」
『青い布のお話』をべつのページでひらきます。
ピノすけ
中学1年の時の、おバカなお話です。
少年Rは、小学校からの友だちとロックバンドを組み、エレキギターをかき鳴らす、カッコ良い人気者。
ピノすけ
クラスは同じだったけど、性格が合わないことは分かっているので、できるだけ会わないようにしてたんだ。
一方ぼくは、ふつうのサッカー少年。
小学校のころ「忘れ物の王さま」だったぼくは何度も家まで走ったおかげで、走るのだけは速かった。
サッカーはへたくそだったけど、空気イスで15分ガマンしたのを先輩にほめられて、レギュラーに入れてくれることになった。
☆空気イス ⇒ 壁に背中をつけて、ひざを直角に曲げて、イスにすわったような姿勢でガマンすること。強い人でも5分でまいっちゃう。でも、僕はひょろひょろなうえに、めっちゃガマン強かったので、二番目の人より10分長く続けて一番でした。「もうやめていいよ」と言われたときの記録が、15分です。
ぴな
あたしもはやく、中学校にいきたいな。
少年ピノすけ、撃たれる。
あるとき、クラスのレクリエーションで縁日のようなものをやることになり、ぼくは射的の係になった。みんなで仲良く計画を進めていたんだよ。
はじめ、わりばしと輪ゴムの鉄砲だったけど、「少年R」は駄菓子屋さんで買ったおもちゃのピストルをもってきて、あっというまに広まった。だけど、200円くらいの安いおもちゃだから、だれも当たらない。
ぼくも同じおもちゃをもっていたので、そのピストルの銃身のところに、使い終わった「ラッションペン」というペンのペン軸をはめ込んで、弾の通路をせまくした。
次の日にもっていくと、そのピストルは百発百中。
みんなはどうなっているのか、知りたがった。
その日の放課後、ぼくが図書委員の仕事から帰ると、がらんとした教室に、あの「布を忘れた子」がいた。
人の性格は変わらない
ぴな
そういうときは、怒ってもいいでしょ?
ぜった撃ち返しちゃうわ!
ピノすけ
もちろん、怒ったっていいんだよ。でもぼくは怒らなかった。
ピノすけ
ばれたか。
少し、こらしめてやろうと思って、あの百発百中のおもちゃのピストルを取り出した。
でもね、ぼくはぜんぜん
撃つ気にならなかった。
ただ、
間を
詰めて
行ったんだ。
とっても
変な
気持ち。
あれからもうすぐ2
年が
経つ。
小5の
夏から、6
年の
春まで、ぼくは、そいつのおかげで、
苦しんだ。
ぶちのめしたいと
思ったこともある。
そいつらが
歌ってた
替え
歌がまだ
耳に
残っている。
だけど
今は、
形勢逆転。
そいつは
弾がなくなったけど、ぼくにはある。
ぼくはその子に、こう言ったんだ。
ぼくの記憶はそこまでです。
ピノすけ
してない、してない。
仕返しされるのはコリゴリだからね。
そのままサッカーをしに行ったよ。
どうして、中学生にもなって、こんな馬鹿みたいな遊びをしてたのか、意味が分かりませんでした。
このページをまとめていて分かってきたことがあります。
もしも斎藤一人さんだったら、こんなふうに考えると思います。
☆ひとりさんは、天使ではなく観音様というかもしれません。
もしも斎藤一人さんだったら?
知らないうちに、自分も誰かを傷つける。
それは、なかなか気づかない。
天使があわてて降りてきて、その子に、ぼくを撃たせた。
「気づきなさい」という代わりにネ!
ピノすけ
自分が何をしたのかなって、あとから考えてみた。
僕は、自分だけ変なものを作って、ただ得意になってた。
カンタンな工夫なんだから、みんなに教えてあげれば良かったんだ。家の中を探して、兄弟にも聞いて、ペンの軸を集めておけば良かったんだ。
いつも誰かを助けるクセ
親切な人は、いつもいる。
だけど、それはいつだって、自分じゃない。
それは、準備ができていないからなんだ。
それならじゅんびをしておこう。
誰かを助けるクセをつけておこう。
落ち込んで「解決した」では、ただの人
ぼくにとって、いじめの問題は2年前に「解決」していました。
でも、「問題」は「解決」しただけでは、0点です。
ただ、解決しただけの人
ピノすけ
一度いじめられた人が、ただ問題を解決しても、いじめられやすい体質は、そのままです。
ぴな
だから、ピノすけちゃんは、少年Rに撃たれたんですねぇ。
赤いボールの因果
ピノすけ
ぴなちゃんが、 赤いボールをだれかにパスすると、どんなボールが返ってくる?
ピノすけ
それじゃ 赤いボールをだれかにパスしたのに、金色のボールが返ってきたら、どう思う?
赤いボールの因果
赤いボールをパスすると、赤いボールが返ってくる
悪い言葉をパスすると、悪い言葉が返ってくる
良い言葉をパスすると、良い言葉が返ってくる
良い言葉をパスし続るには?
ピノすけ
そうだね!「ありがとう」という言葉は、みんなを明るくして、気持ちを楽にしてくれる、良い言葉だね。
ピノすけ
たくさんあるよ。ついてる、うれしい、たのしい、かんしゃしています、しあわせ、ありがとう、ゆるします・・
ぴな
ついてる、うれしい、たのしい、ありがとう、ゆるしてちょうだい・・・うーん、憶えられない。
ピノすけ
斎藤一人さんが、天国言葉としてまとめているので、それを紹介するよ!
てんごくことば
ぴな
「ゆるします」っていうのは、つかいみちがわからん。
ピノすけ
使い道のわかる言葉から、はじめてみよう。かならず、同じ色のボールが返ってくるよ!
天国言葉の反対言葉
ピノすけ
天国言葉の反対に地獄言葉というのがあります。
ぴな
天国があるなら地獄もあるのかなぁと思ったら、あるのね。
ピノすけ
地獄言葉は、まわりをどんより暗くして、みんなの元気を奪ってしまう言葉のことです。
ぴな
赤いボールのところみたいに説明してください。
ピノすけ
うっかり地獄言葉をパスしてしまったとすると、こんなことになるよ。
ぴな
うわぁ!地獄言葉は、どんどんでっかくなるんだね。
二度と不幸には、なれない人になる覚悟
ぴな
二度と不幸になれないなんて、そんな覚悟なら、いくらでもするわ。
ピノすけ
地獄言葉を絶対に使わず、天国言葉だけを使うということなんだよ。
ピノすけ
そうだね。これから、たくさん例題を出して行くから、がんばろうね。
蛇足
何度も書きなおしているうちに、リビジョン(かきなおし)回数がもう70回を超えました。結論がうやむやになっていますが、またべつのページに移って、ちがう角度からまとめたいと思います。
少年Rのその後ですが・・・
ぼくが高校を卒業した年の秋、ぼくの姉の結婚式でそいつと合いました。
町内会の人が集まったためかと思ったら、そうじゃなかった。
新郎、つまりぼくの姉の旦那さんが、そいつの従兄弟だったのでした。
だからあの「因縁」の少年Rとは、遠い親戚になっているという、オチです。